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歯周病治療

歯周病

歯周病とは

歯周ポケットの中に存在する細菌の毒素により歯周組織が破壊され、出血し、骨が溶かされて元に戻らなくなる病気のことです。また、出血した毛細血管から歯周病菌が血管内に侵入し、体内をめぐり様々な病気と関連していく口腔内発進の病気も指します。
歯周組織とは、歯ぐき・歯根膜(歯の根の靭帯)・歯槽骨(支えている骨)の3つのことで、これらに炎症があることをいいます。特に歯槽骨に炎症があり骨が吸収(溶けている)時を歯周炎と言います。

歯周病になる原因

歯磨きで歯周ポケット内の歯垢(プラーク)の磨き残しにより歯周病菌の数が自己免疫力を超えると歯周病になります。バイ菌の力が自己免疫よりも強い状態です。

歯周病になりやすい人

慢性と急性があり、ほとんどは慢性のため、無症状で気がつきません。
慢性で重度になってくると気付く様になります。



夜や食後に歯磨きをしない人


間食が多い人


タバコを吸う人


虫歯が無く、歯科医院に来院しない人

歯周病症状の段階

軽度歯周病

見た目歯ぐきをよく見るとスティップリングと呼ばれるミカンの皮の様な小さな穴が見られなくなります。そして小さな腫れ、または赤味が部分的に認められます。歯科医師や歯科衛生士から説明されないとわからないことが多いです。
痛みほとんどありません。
日常生活の支障ほとんどありません。ここで気がつかないとゆっくり進行していきます。早期に歯周病の芽を摘んでおくことが重要です。
治療回数保険治療:1~3回通院の後、定期検診へ。
自費治療:1ヵ月通院の後、定期検診へ。
(費用:¥50,000)

中等度歯周病

見た目歯ぐきの部分的な赤味や腫れが見られます。
痛みほとんどありませんが歯周ポケットを触ると痛みを生じます。
日常生活の支障歯磨き時に血が出ることがあります。自覚症状が出てきますが気がつかない方もいます。ここで進行をくい止めないと後悔することになります。
治療回数保険治療:3~4ヶ月程度通院の後、定期検診へ。
自費治療:3ヵ月程度通院の後、定期検診へ。
(費用:¥150,000)

重度歯周病

見た目歯ぐきの色が赤く、形が丸く腫れます。
痛み歯ぐきを触ると痛むことがあります。
日常生活の支障歯の動揺があります。強く咬めない場合があります。歯周ポケット内から排膿があり口臭があります。それでも自分では気が付かない場合もありますが他人は臭いと感じます。口腔内細菌が全身に悪影響を及ぼしています。歯科医院ですぐに対処しなければ病気を悪化させてしまいます。
治療回数保険治療:6ヶ月~1年程度通院の後、定期検診へ。
自費治療:6ヵ月程度通院の後、定期検診へ。
(費用:¥300,000)

当院の歯周病治療

当院の歯周病治療の特徴

基本的にはクリーニングが中心です。
歯磨き指導は歯科衛生士と一緒になって取り組んでいきます。歯周病は患者様本人が積極的に参加しなければ治りません。受け身一辺倒では治らないと思ってください。
歯科衛生士とのお付き合いを楽しみながら治療に参加してください。フィットネスクラブのインストラクターから教わる感覚です。それでも良くならない場合は歯ぐきの手術をすることもあります。

当院の歯周病治療の特徴

歯周病治療の診療方針

保険治療

全ての患者様を決まったルールに当てはめて治療を進行させます。保険のルールにのっとり歯周病の進行を止めることが目標となります。出血が止まれば進行が遅くなります。実際は遅くすることが精一杯で止めることは難しいです。
保険治療には制限が多く、例えば1回の歯磨き指導は20分間で一度歯磨き指導を受けると次のアポイントは1ヶ月以上開けなければいけないというものもあります。効果が期待できない場合やその人にとってのベストな治療にならない場合もあります。歯磨き指導や歯石除去にかける時間に限界があります。

自費治療

回数制限やルールに縛られることなく十分な時間をかけて丁寧に歯磨き指導や歯石除去が受けられます。効果の高い薬剤や器具を使うことができ最新の治療が受けられます。
唾液検査や細菌検査はもちろんのこと高濃度ビタミン点滴療法は壊れてしまった歯周組織の再生(コラーゲン繊維の再生促進)効果があり、喫煙者への酸素カプセルもまた歯肉への低酸素改善につながります。プラセンタ口腔内ジェルのマッサージにより血行を良くし歯肉の健康を回復させます。3DSでは口腔内常在菌の殺菌を行い、その後、乳酸菌を定着させて口腔内細菌叢を変化させます。
進行を止めるだけでなく壊れてしまった歯周組織の再生も目標とします。その場合歯周組織再生手術が必要になります。

精密歯周病検査

プローブという細い金属の棒状ものさしを使い、1本の歯の周りの歯周ポケットに4~6ヵ所測定します。これを全部の歯にやりますので時間がかかります。
深さや出血の有無、歯の動揺具合を検査します。重度の歯周炎では治療計画をたてるのに必須な情報になります。

精密歯周病検査

保険治療と自費治療の比較

保険治療

検査内容・
検査方法
プローブによる歯周ポケット検査、歯ぐきからの出血の有無、歯の動揺度、レントゲン検査
治療方法スケーリング・ルートプレーニング、TBI(歯磨き指導)
治療期間1~3か月程度
保険治療の限界や制限など期間や回数、薬剤の制限があります。全ての患者様をお決まりで同じワンパターンの流れ通りに治療にしないといけないため、緊急を要する方や、より高い効果を求める方には向いていません。歯磨き指導は月に1回20分間まで。

自費治療

検査内容・
検査方法
保険治療の検査に加え サリバテスト(唾液検査)やBANAペリオ(歯周病菌検出検査)、CTなど科学的根拠を元に診断、治療計画をたてます。
治療方法保険治療の処置に加え十分な時間をかけて保険適応外の機械や器具を使用できることにより、効果の高い治療ができます。3DS(デンタルドラッグデリバリーシステム)や乳酸菌を用い口腔内細菌叢の交換等も行うことができます。また歯周組織再生治療(エムドゲインフラップ手術)により溶けてしまった歯槽骨を再生させることも出来ます。
治療期間患者様の状態により様々です。
保険治療の限界や制限など保険治療ではCTや細菌検査は保険治療では行えません。自費治療は「保険治療の期間や回数、薬剤の制限」ということがなく、順序やタイミングにも制限が無いため、それぞれの患者様に合った治療計画をたてることができます。

歯周病治療の流れ

01

歯周ポケット検査

02

レントゲン撮影

03

診断

04

スケーリング(歯石除去)

05

再歯周ポケット検査

06

TBI(トゥースブラッシングインストラクション)歯磨き指導

07

スケーリング・ルートプレーニング
(根面滑沢)

08

歯周ポケット検査

09

再評価 今後の治療方針

歯周病で抜歯を行った方が
良いケース


一般的にはレントゲン診断で歯を支える骨が歯の根の1/3以下まで溶けた場合。


歯の動揺や歯ぐきの腫れを繰り返し、そのたびに抗生剤を処方されている場合。耐性菌が出現。腸内細菌叢が乱れ健康を害します。


医科において骨粗しょう症の治療を開始する予定で、重度の進行性の歯周炎のある場合。
この場合、抜かないで骨粗しょう症の治療を開始すると顎骨壊死という大変な病気を併発する可能性が高まります。一度、顎骨壊死を併発すると歯科医はただただ洗浄を繰り返すという治療しか基本的に行うことができません。皮膚や歯ぐきからは骨が露出したままとなります。


歯が動揺し良く咬めず、排膿が止まらない場合。

歯周病の治療法

スケーリング

スケーリングとは、超音波の器具あるいは手用器具で歯石を取ることです。

必要性歯石を取らないでいるとその表面に歯垢(プラーク)が大量に付着していきます。悪循環が始まり歯周病の進行が加速していきます。
効果口腔内細菌の数が減少し、歯ぐきの腫れや口臭も無くなり健康になります。
治療の流れ超音波の機械で優しく歯石を取り除きます。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は、エムドゲインという歯周組織再生薬剤やCGF・PRP(自己血液から血小板を加工)、メンブレンを用い、溶けてしまった歯槽骨の再生を行う手術です。

必要なケース歯槽骨が溶けてしまったケースに行います。
効果歯槽骨の再生。
治療の流れエムドゲインを用いたり自己血液を採血、加工してCGF・PRP(濃縮血小板)を用い、フラップ手術に応用します。

歯周外科治療(フラップ手術)

フラップ手術とは、深い歯周ポケットの歯ぐきをメスで切り捲り、歯槽骨を目で確認しながら不良肉牙組織をこそぎ落とす手術のことです。

必要なケース歯科衛生士が行うクリーニングだけでは歯周病を止めることが出来ない場合に外科的に行う手術です。
効果歯周病の進行を止めます。
治療の流れ歯科衛生士による細かな歯石除去とブラッシング指導の後、再検査をして必要と判断したときに手術を行います。

骨移植

骨移植とは、歯肉を剥離してプラークや歯石を取り除き、自家骨もしくは人工骨を入れ、歯肉を縫合する手術のことです。

必要なケース歯周病でクリーニングだけでは治らない場合に行います。
効果フラップ手術単独では一時的に症状がよくなりますが、再発することが多いです。場合により歯ぐきが侵入しないように人口の骨などを血液と混ぜてスペースを埋めることをします。
治療の流れ 麻酔をして歯肉を切開し、歯根を露出させ、プラークや歯石を除去→自家骨もしくは人工骨を入れ、歯肉の縫合を行います。

歯周組織誘導法(GTR)

歯周組織誘導法は、メンブレンを使い歯周病の手術をする方法です。
メンブレンが露出すると感染リスクが増すので最近ではエムドゲインという材料を使って手術することが多くなり、この方法はあまり用いられなくなりました。

必要なケース歯周病で溶けてしまった骨の再生を行います。
効果骨の再生。
治療の流れカウンセリング→麻酔をして治療部分の歯肉を切開し、フラップ手術をして歯根を露出させ、プラークや歯石を綺麗に除去→骨が失われた部分をメンブレンで覆い歯肉を縫合し抜糸を行います。

FGG
(Free Gingival Graft:遊離歯肉移植)

FGGは、口蓋より上皮と結合組織を一緒に採取し、別の患部に歯肉を移植する方法です。

CTG
(Connective Tissue Graft:結合組織移植)

CTGは、口蓋より結合組織のみを採取し、別の患部に歯肉を移植する方法です。

FGGとCTGの適応の違い

FGG

失われた角化歯肉を増加させることが目的です。
清掃性が良くなり、歯の寿命を延ばすことができます。

CTG

露出してしまった歯根を覆うことができます。
歯ぐきに厚みを持たせることでインプラントの見た目を改善することができます。

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